いま次世代の住み替えスタイル「リノベーション」は、なんでこんなに人気なんでしょうか?

いまさら「リノベーションとはなにか?」なんていわれなくたってわかってるよ。と言う人が多いと思いますが、ここで整理をさせてください。意外と知らなかったことがあるかもしれませんよ。

まずはお約束の「リノベーションとは」

リノベーションとは、中古住宅に対して、機能・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修を行うこと。例えば、水・電気・ガスなどのライフラインや構造躯体の性能を必要に応じて更新・改修したり、ライフスタイルに合わせて間取りや内外装を刷新することで、快適な暮らしを実現する現代的な住まいに再生していくことです。

出典:リノベーション協議会

つまりリフォームは、壊れた箇所を現状復帰して元に戻すといった新築の時と同程度かそれ以下の修繕工事だとしたら、リノベーションは新築と同程度かそれ以上の新たな機能や付加価値を向上させることによって、自分の思い通りのデザインで空間価値を高めたり、耐久性や耐震性のために補強を行ったり、家族構成が変わったことにより仕切り壁をなくしてより広く機能的な空間を作り出すなど自由にアレンジが出来るため、リノベーションというシステムに気がついた人から、人気が高まっているんです。

いま中古住宅を購入しようとする人の8割近くがリノベーションを意識してるといわれています。

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こんなにリノベーションが人気になった背景はなんでしょうか?

1954年(昭和29年)から1973年(昭和48年)までの約19年間にわたる高度成長期において、盛んに促進された新築住宅の神話に対する崩壊と革新ではないかと思います。

少子高齢化などによる人口の低下により、全国各地で空家問題といわれる中古住宅のだぶつきなど社会問題化する中、中古住宅の新たな活用が模索され始めたという向きもありますが、本当の背景は住まいに対するメンタル的な変化でしょう。

ひとつは、新しい家がいい家であるという「新築至上主義」に対して、べつに新築じゃなくたって、自分らしく暮らせる空間があればいいじゃないかという新築にあえてこだわらない風潮と、住む人の家族構成やライフスタイルの変化に対応できるような住まい形態であること。おのおの自立したパートナーと共存できる空間であること。そしてなにより自分好みのスタイルの住まいが実現できることではないでしょうか。