コーディネートファイル #104
圧迫感をなるべく出さないで居心地のいい空間を演出するコーディネート
リビング
天井まで一杯の大窓。窓の外も前も光りを遮るものが何も無く、さながら空を借りているかのような採光抜群の一角。団欒の場でありくつろぎの場でもあるリビングが気持ちのよい空間には、大胆にお部屋の中央に思い切って贅沢なカウチソファ。
ハイバックなフレームでしっかりと支えてくれる座り心地に、アームレスソファ独特のスッキリとした輪郭。また、空の青さに負けない深い深いネイビーブルーの生地が、解放感のある空間に凛とした佇まいの表情を加えてくれます。
ソファの目の前のガラステーブルも、透明な抜け感が空間の清涼感を引き立てて、ガラスの繊細さ、細い木脚の柔らかさと軽やかさ、レザーの艶やかさの三位一体。同じ素材での「統一感」とは違う、リズムをお部屋に出してくれます。
形自体はシンプルながら横スリットの入ったTVボードも長い分だけ低さのあるフォルムが際立ち、天井への圧迫感も無くなります。そして横長のアイテムは、やはり横スリットがよく似合います。
ダイニング
華奢感を際立たせるテーパー脚と、スチール素材の薄さをすらりと混ぜて。今回のお部屋は過剰な装飾や素材感は家具には要らず、全体に風通しが良いイメージを持たせたままで。
ワンポイント
収納のデザインも一見ポピュラーに見えて「脚がある事」がポイント。無いと床に直置きになるので、大きなリビング収納だと、「どっしり」と重量感のあるディテールに感じられます。
脚があることで軽さが出て、大きな箱モノ収納も重々しさを感じさせない、ちょっとした事で印象が変わる見た目のマジックですね。
今回使用したアイテム