耐震診断が決断させたリノベーション

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Ash Lounge

エレメントに魅せられて

以前住んでいた賃貸アパートの更新が迫っていた時、何よりも住み替えを後押しになったエピソードがあったそうです。そのアパート全体で耐震診断を行ったところ、ご夫妻の住む部屋が地震の際に一番危ないエリアだと診断され、さらに断熱材の入っていない、よく言えばビンテージ感漂うそのアパートは機密性が低く、すきま風の寒さが気になっていたんだとか。更新のタイミングが結果的に良いタイミングとなり、物件探しをスタートさせたということです。

二人が元々暮らしていた高輪〜麻布十番辺りが通勤的にも便利で気に入っていたため、物件はそのエリアで探すことと、前の家の耐震診断の件もあったため、地盤が良いところというのも必須条件でした。

1日2〜3件、約2ヶ月を費やしてかなりの数の物件を見て回って出会ったのが高輪台にある築41年のマンション。マンションに入った時の吹き抜けの雰囲気や落ち着いた周辺環境も好みですぐにここに決めたという。当時の高級マンションシリーズだったこのマンションは、飾られたオブジェや照明のセレクトが個性的でありながら気持ちの良い空間を作り上げているエレメント。ご夫妻は、そんな一度訪れたら忘れられないようなヴィンテージマンションをマイホームとして迎えられたそうです。

無国籍×アッシュ= 2 人だけのラウンジ

注目すべき箇所は、何と言ってもダイニングとリビングの床材の違いです。空間を一続きにする代わりに、床材に変化をつけて空間を緩やかに分けるというアイディアが採用されたそうです。

リビングは朝鮮張りという張り方。名前の通り、朝鮮半島の古民家などでよく見られた張り方の一つで、同じ長さに揃えた木材を整然と張っていくのが特徴です。一般的に見られる乱尺張りと比べるとその差は一目瞭然で、静かで気品ある印象に仕上がります。ただ、使用した木材は、アッシュ加工されたオーク材。アッシュの色味にこだわり、デザイナーから提案されたこのオークのフローリングに行き着いたということです。

そんなお二人にご提案したのは「Ash Lounge」というコンセプト。一続きになった空間はアッシュの色合いで統一し、ラウンジのように寛げる空間になるようにとの意味合いをもたせ、ダイニングテーブルの隣に位置するキッチンもアッシュ色の王道、モルタル仕上げにこだわったそうです

約4ヶ月の打ち合わせ期間を経て完成した一続きの空間。中に置いた家具はどれもお2人で選んだお気に入り。家具の細部を見ても、エイジング加工がされていたり、使用されているファブリックもアラブ系の模様であったり、とことん“無国籍”感とアッシュの色味が好きで自然と集まってくるものだと感じました。

物件への愛着もリノベーション

リノベーション後は2人で散歩をすることが格段に増えたそう。「渋谷から1時間ほどかけて歩いて帰ってきたりします。散歩が趣味になりましたね。まだまだ周辺を開拓しきれていないので、これから更に街歩きを楽しみたいんです。」とお2人。ご主人は、マイホームを手にいれて、我が家に帰ってきたと感じる瞬間に幸せを感じるんだとか。「エントランスから中庭に抜ける雰囲気が好きなんですよ。」と嬉しそうにお話してくれました。2人のアッシュラウンジは、これから時間をかけて磨きがかかっていくに違いないと感じた素敵なお住まいです。

 

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