25歳にTVで観た特集がきっかけのリノベーション

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リノベスタイル

“好き”を散りばめたリノベーション

「昔から『30代でマイホームを買いたい!』という憧れを持つ33歳になる男性会社員の方です。

リノベーションを決めたきっかけ・経緯

当時の職場が近かった同じ江東区に約10年間住んでいました。30代でマイホームを手に入れたいという明確な気持ちを強く持っていたのは、人一倍インテリアや空間にこだわりを持っていたからで、自分の好きなものだけで創り上げた家に住むことをずっと思い描いていたのだと言います。

本格的に家を購入することを考え始めたのは25歳を過ぎた頃で、きっかけはたまたまTVで見たリノベ会社の特集でした。「当時は今ほどリノベーションが浸透していなくて、家を買うなら新築か中古の2択だと考えていた中で“リノベーション”という選択肢を知ったそうです。

リノベーションに惹かれていったオーナーは、その後マイホーム購入のための資金を本格的に貯めるため、実家へお引っ越し。そしてちょうど30歳を過ぎたタイミングで、兼ねてからリサーチをしていたリノベ会社の相談会に申し込んだりするなど、いよいよ会社の選定に向けて本格的に動き出します。

 

物件探し条件

それから物件探しを開始し、希望したエリアはもちろん慣れ親しんだ江東区。その中で55〜60㎡前後の物件を要望し、4件ほど内見し後に出会ったのが今の東大島のお住まい。「川沿いに建つこのマンションの部屋から見える景色に、何にも代え難い魅力を感じました。まさに一目惚れしたといっても過言ではないですね(笑)。平米数も丁度良く、大きな窓から光や風が行き届いてるかんじも気に入りました。」とにっこり。10年間という年月を過ごした思い出のある江東区で、約61㎡、築31年の物件を購入しました。

 

間取り・プランへの要望

空間全体のテイストにも具体的なイメージがあり、少しハードで無骨な素材を用いた素材感が引き立つラフな空間を要望。そして、アクセントになるようブラックのカラーも取り入れたいということをデザイナーに伝え、イメージの共有をすすめていきます。そしてそんなYさんにデザイナーが提案したのは「roughly」というコンセプト。コンクリート、タイル、木、モルタル…など味わいのある素材で構成されたちょっぴり無骨で、ラフな空間をイメージしたご提案でした。

 

完成したこだわりのプラン

 

ワンルームのような開放感を与えるために工夫を凝らした1LDK。リビングの床はあえて一段下げることで、土間から続くオープンなDKと緩やかにゾーニング。
隣り合う寝室を仕切る建具にも上部にガラスをはめた黒引戸を用いる事で視線の抜けを重視しています。

 

・玄関周り

横幅約5mのモルタル土間は、靴や趣味のアウトドアグッズを仕舞うのに十分なスペースを確保。その隣りには土間から直接アクセスできる約2JのWICを配置しました。その先には約18JのLDKが部屋の端まで広がっています。LDの扉を取り払っている分、玄関に立つと部屋の奥まで視線が抜け清々しい。

 

・キッチン

黒いタイルを敷いた床に設えたステンレスキッチンはお気に入りポイントの一つ。「通常のキッチンに比べて天板に奥行きがあるのはカウンターとしても使うことができるからなんです。既製のシステムキッチンなんですけど、スツールが置けるように腰壁のデザインが工夫されていて、友人が遊びに来た時にはよくそこに座ってもらうんですよ。料理中も会話を楽しめるので嬉しいですね。」とご満足の空間にひらけたオープンなアイランド型キッチンです。

 

・リビング

ダイニングキッチンから一段下がったリビングの床には無垢材を敷き、床のレベルや素材に変化を与えることで約18Jの開放的な空間にメリハリを持たせたそうです。LDKの天井や壁はほとんどが物件そのものの素材を生かしたコンクリート現し。

LDKと寝室を緩やかに仕切るのは、ガラスと木で造作した4枚の2連引き戸。当初は重厚感のあるアイアンで造作した引き戸を希望していましたが、なかなか予算との折り合いがつかずにいたのだとか。そんな時、「木に黒塗装をすれば近い雰囲気を出せますし、コスト削減にもなりますよ」というデザイナーからの嬉しい提案に、即採用を決めたのだと言う。

上半分がガラスになっているのは視線の抜けを確保するためで、そのこだわりは寝室の仕切り方だけに限らず、空間全体に一体感を感じられるよう寝室、納戸、洗面室の建具を梁の高さに合わせた約H2100で統一するなど工夫を凝らしています。

 

・洗面室/浴室

DKの床に敷いたタイルと同じものを床に迎えた洗面室は、バスルームとトイレを集約させた海外のホテルのような仕様。広いバスルームに憧れがあり、せっかくリノベーションをするなら広さだけじゃなくて、デザインにもこだわりたくて床と壁には黒タイルを選んで、ホテルライクでスタイリッシュな雰囲気に仕上げてもらいました!」と満足気なオーナー。仕事が忙しく、帰宅時間が遅くなった時でもゆっくりと湯煎に浸かり、癒しのバスルームでパワーチャージしているのだとか。

 

リノベーションを実現して

沢山のこだわりが散りばめられたその空間に自分が合わせるのではなく、自分のライフスタイルに合わせて一から空間を創り上げることができるのがリノベーションの醍醐味だと改めて感じさせられました。慣れ親しんだ思い出の場所で手に入れた“好き”を詰め込んだマイホームで、新たな生活を切り開いていきます。