白と光と木のインテリアの北欧風リノベーション
北欧とは、日本では北ヨーロッパほとんど同意義に使われていまが、具体的にはノルウェー・スウェーデン・デンマーク・フィンランド・エストニア・ラトヴィア・リトアニア・ブリテン諸島・アイスランドの9カ国のことを指すといわれています。
その地域の大きな特徴は、美しい街並み、針葉樹林や湖、オーロラやフィヨルド等の自然界の美しさと、美しい町並みの国と言うイメージが強いですかね。
冬にはマイナス30℃以下にもなる厳しい気象環境のこの地域では、機密性が高く長い冬を家の中で快適に暮らせるように永年の歴史に育まれた特徴があります。
また、この地域の特性として日照角度が低く日照時間の短いこの地域では、リビングはオープンにとり、リビングの窓はかなり大きくとることで、室内から自然への視野角を広げ、のびのびととした開放感あるリビング空間に仕上げることによって、大きな窓から沢山の光が差し込み、白を基調としたカラーコーディネートでより明るいリビングを演出するといったところが北欧建築の大きな特徴ではないでしょうか。
だから代表的な北欧スタイルのリビングといえば、白い壁×木のインテリア。
白のシンプルな壁に、あたたかみのある木のインテリアを織り交ぜることで、北欧風のインテリアが実現できます。
若い方々にも根強い人気があるこの北欧風のレイアウトは、広々と開放感のある空間と、シンプルで明るい白ベースの配色、木材をふんだんに活用し、アクセントとしてレンガやタイルなどの装飾が、まさに好まれる要素にピッタリとマッチするからなのでしょうね。
目次
・段差のあるロフトとこだわりのキッチンのあるリノベーション 新着
・木の素材と変化にこだわり、優しい色味でまとめたリノベーション
白壁に洋画を投影して趣味の時間を楽しむリノベーション
以前の家はワンルームで、いつも同じ空間にお互いがいて、それがすごく居心地が良かったという印象が強い今回のオーナーの要望の一つは、いくつも個室があるより、個室は最低限にしてリビングを広く取りたいというものでした。第二の要望は日の光がたくさん入る明るいリビング、広いキッチン、そして開放的な土間。
それからなにより映画好きなお二人は、大画面で映画鑑賞できるようなプロジェクター投影用の白壁が欲しいというのがメインの要望でした。
できあがった住いは、日の爽やかな空気の似合う1LDK+WIC。玄関を開けると開放的な土間スペースが広がり、靴や洋服だけでなく、ベビーカーもたたまずに置くことのできるゆとりのある空間に仕上げました。
土間に隣接する寝室に設けた内窓は、コンクリートブロックの壁に木枠とガラスで造作。その先に広がるのは幅広の無垢オークフローリングを敷いた、明るい光がたっぷりと差し込む約15畳のLDK。腰壁にヴィンテージオークを貼ったセパレート型のキッチンが一際目を引きます。シンクとコンロを別々に設けたのは、キッチンの隣にダイニングテーブルを置くスペースを確保するためで、〝作った料理をすぐにだせるようにしたい″という奥様のご要望でした。ダイニングテーブルはキッチンの幅にぴったりと合わせて、オーダーメイドで作ってもらったのだそう。
ダイニングキッチンをはさんだ白い大きな壁壁に映し出されたスクリーンで大好きな映画を観て、映画館気分を味わうのが休日の過ごし方なのだそうです。
白い大きな壁に映画を映すスクリーンとして活かすことで、昼は日を浴びて明るい空間を創造し、夜はホームシアター用のスクリーンのして違った一面を演出する素敵なプランですね。
白と木のちょうど良いバランスのリノベーション
長年北欧雑貨を集めているほど北欧テイスト好きなオーナーが思い描いて実現したのは、フィンランドにあるような北欧風のリノベーションでした。
当初、白い色と、オーク材を使いたいということだけは漠然と決まっていたところから始まって、デザイナーと相談を重ねていくうちに、だんだん形になってきました。
すっきりとした白い空間に、オークの無垢フローリングを敷き詰めたリビングダイニング。そこにふんわりとした照明の光が、なんとも言えない安心感を醸し出しています。
天井や壁というベースになるような部分に加えて、スイッチプレートや照明の色、キッチンのバックカウンターに使用するタイルなども白をチョイス。逆に木はさりげなくも大切なアクセントとして、内窓の木枠やキッチンにつくりつけた棚の持ち手などに使用しました。
空間の大部分を白、生活する上で「触れる」部分に木を使うことで感覚的に温もりが感じられる絶妙なバランスの気持ちのいい住まいに仕上がりました。
木の素材と変化にこだわり、優しい色味でまとめたリノベーション
シンプルながらもオリジナリティのある空間。白、グレーなど全体の色味は控えめで、素材やインテリアで味付けをしていきたいと考えて始めたリノベーションでした。
約17㎡の開放的なLDが広がり、中でも目を引くのは壁にナラの突き板を斜めに張り込んだ寝室。小窓を設け、抜け感が出るようにデザインしました。
キッチンスペース。キッチンは既存のものに、腰壁だけ杉の年輪パネルを張り込みました。
木と緑と家族が共生する、1LDK+WIC+パントリーのプラン。
モルタル敷きのインナーテラスに面した大きな窓から差し込むまばゆい光と、白を基調としたモルタルの壁と、それぞれ違う種類を使用し木目の違いを楽しむ壁やフローリング。そして個性的な杉の年輪を施したキッチン腰壁。
まさに北欧風インテリアの日本仕様リノベーションのお手本のような住まいですね。
段差のあるロフトとこだわりのキッチンのあるリノベーション
コンセプトは風の抜ける明るい空間。1階のメリットである階高が高いことを活かすため段差をつけたロフトを部屋の中心に設置しました。壁は全て天井までなく、中間壁となり大きなワンルームの空間としてつながっています。
明るい空間と、ベースの色調となる白い壁、木材をふんだんに配置したレイアウトはまさに北欧風リノベーションですね。
特にこだわりのある主役のキッチンは店舗のようなデザインに。天井は木製のパーゴラ、壁はミルクペイント仕上の板張り、床は磁器質タイル貼。こだわりのコンロは特製グリル付です。アイランドキッチンにすることで、回遊性を持たせゆとりのある空間にしています。
この部分だけを切り取っても、北欧の明るく風の吹き抜けるような空間を実現しているようです。
リビング側から寝室側へは1段高くなっているフロアを上がり、そこから階段家具を利用してロフトに上がれるようになっています。1段目は、その段差が椅子替わりに。ロフトの上はカウンターを設置し書斎として利用。ロフトの床下やロフトカウンター下は全て収納に。デッドスペースをつくらない空間の利用を実現しました。
扉を設置していない寝室は、弧を描いた壁により、ベットなどの様子が廊下からは見えにくくなり、プライバシーを確保しています。