和モダンにこだわるリノベ生活  新着2019.12.31

Sponsored Link
Sponsored Link

和とモダンの融合 和モダン編

 

既成の新築や賃貸住宅の標準的で決まりきったレイアウトより、思い切って一から自分達の夢を形にしたい。というオーナーたちの夢をオーナーとデザイナーとのコンビネーションから現実にした実例をご紹介します。

リノベーションというこれからの住まいの構築を通して、貴方の将来設計のお役に立てば幸いです。

 

 

 

モダンで上質な雰囲気が感じられる小上がりのある住まい

 

会社員であるご主人と奥様、そして生まれたばかりのお子様の3人という家族構成。妊娠を機に、賃貸から住宅購入を考え、どうせ住み替えるなら自分たちが暮らす家だし、間取りや内装を好きなようにデザインしたいなって考えた時にリノベーションなら一から自由に空間を創りあげることができるし、満足できるんじゃないかと思って決意したそうです。

リノベーション全体のイメージはご主人から。

・木、コンクリート、黒。この要素を中心に、きれいだけど素材感のある空間。それぞれの素材を際立たせながらも、黒が空間を引き締めているような家にしたい

・ガラスブロックを活かしたい

・多くの靴を所有していたため、それらを仕舞うことができる広い土間が欲しい

・LDにひらけたオープンなキッチンにしたい

そんな要望にデザイナーはVINTAGE×SOZAI」というコンセプトを提案。

ヴィンテージのような上質で個性のある素材で構成した空間に、ご主人の好きなブラックをバランス良く散りばめていく、そんな空間をイメージしました。

出来上がった空間は、ガラスブロックから差し込む自然光がなるべく広い範囲に行き届くよう極力壁を省いた1LDK+WICのプラン。

VINTAGE×SOZAI/nu

玄関扉を開けるとギャラリーのような土間と小上がりの畳スペースがお出迎え。土間に設けたシンプルでオープンな靴棚には、お気に入りのスニーカーたちを魅せるように収納しています。

当初は「小上がりをどこかに取り入れたい」とふんんわり考えていたというお2人。このイメージがのちに素晴らしく個性的な形になって、このお住まいの特徴を印象づけるキーワードだったようです。

VINTAGE×SOZAI/nu

実際に具体的なデザインをつめていく中で「畳でも緑系だけじゃなくて黒系のものもあるんですよ」というデザイナーからの提案に、「黒系の畳なら和の要素が際立ちすぎることもなく空間に馴染みそうだし、いいなぁと思ったんです。」とご主人。

黒を取り入れることで、モダンで上質な雰囲気が感じられ、また、小上がりは完全に個室化せずにリビングの一部として取り込みたいというご要望にあわせて建具はつけずに必要に応じて仕切れるロールスクリーンを設置。

壁や扉はないものの、小上がりスペースの天井にだけ施した木の天井のおかげで、LDK空間と緩やかにゾーニングできるようになっています。

VINTAGE×SOZAI/nu

リビングの床には木の節目を生かした幅広のオーク材を乱尺張りにし、天井の一部は味わいのあるコンクリート現しで仕上げました。

LDの中心に位置するカウンターキッチンは、腰壁を木、天板をモルタルのような風合いのモールテックスで造作。

VINTAGE×SOZAI/nu

食事もここで済ませられるよう天板は奥行きを約1.2mを確保し、カウンターとしての機能も兼ね備えています。

キッチンに立つとリビング全体を見渡すことができ、「料理をしながら子供の様子を見ることができるので安心です。」と奥様。

キッチンからリビングに視線を向けると、ガラスブロックを通じて部屋に光が降り注ぐ様子を心地良く感じることができます。

VINTAGE×SOZAI/nu

ガラスブロック壁の下にはモルタルを敷いた縁側が植物やスーツケースなどを飾りあしらったちょっとしたギャラリースペースのようです。

 

 

 

 

和と洋の絶妙なバランスを実現したリノベーション

 

貸マンションの更新を機に、家の購入を考え始めた若いご夫婦。新築の見た目が好みではなかったお二人は最初、リノベーション済み物件を中心に探していきましたが、「これだ!」と思える物件にはなかなか出会えなかったそうです。

「間取りやデザインは最高なのにキッチンだけが気に入らなかったりと、自分達にとってパーフェクトな物件がなかったので、このままリノベーション済み物件を探していても理想の家は見つからないと思いました。」それならいっそ一からの作ってしまったほうが早いとリノベーションを決意されたそうです。

いざリノベーションをするとなると、海外の倉庫のようなインダストリアル感のある空間にしたいけど、和の要素もどこかに取り入れたいというように、考えれば考えるほど理想のリノベーション空間への想いが広がって、なかなか纏まらなかったそうです。

そんなお二人にデザイナーが提案したのが「Remix」というコンセプト。

ご夫妻の好きなアイテム、そして和と洋をお二人らしさが残るように上手くミックスさせたそんな空間をイメージし、完成したのは異なる2つのテイストが心地よく混じり合う3LDK+WIC。

Remix/nu

開放的なモルタル土間を上がり、廊下を抜けると広がる約18畳のLD。床に無垢オークを張り込んだ空間では窓際の小上がりが一際目を惹きます。

Remix/nu

和の要素を取り入れたかったので畳はどうしてもはずせないポイントでしたが、完全に個室化はさせたくないという思いから、畳部分を小上がりにし、木柱をアクセントでプラスするというプランが実現しました。オープンな空間なのに適度な個室感があってとても気に入っているそうです。

隣につくった寝室の壁にはホワイトとグレーをバイカラーで塗装。境目にはダークブラウンの木を渡し、和の落ち着いた雰囲気が感じられる仕上がりになっています。

Remix/nu

リビングの壁にはOSBという小さな木材を固めて成形したボードをアクセントにプラス。最初は壁にレンガを貼りたいと考えていたのですが、予算が合わずOSBにしたら予想以上にかっこよかったのでいまでは大変お気に入りのご主人。

Remix/nu

リビングの壁全面に貼るのではなくOSBのふちをブラックにしアクセントを効かせたところもお気に入りなのだそう。

Remix/nu

またOSBは壁だけでなくキッチン腰壁にもプラス。笠木の部分は壁と同じブラックにして統一感を出しました。

Remix/nu

和でありながらも洋である。一つの空間の中で2つのテイストを楽しみながらも、お部屋全体からは心地良い一体感が感じられます。

 

 

 

 

魅せる空間を作りたい。を意識したリノベーション

 

もともとは賃貸住宅に住んでいた、ともにアパレルのデザイナーをされているご夫婦がリノベーションするきっかけは、雑誌やネットの情報から。

以前からヴィンテージアイテムなど古い物が好きだったということもあり、新築より味わいのある中古物件をリノベーションで自分色に染められるということに、とても興味を持ったそうです。

FUSION/nu

知人のリノベーションを観て、“私たちもあんな空間で暮らしてみたい!”という想いが募り、リノベーションをすることに決めたそうです。

アパレルというお仕事の関係もあり、好きなアイテムをディスプレイし“魅せる”ことができる空間にしたいという要望に、デザイナーが提案したコンセプトは“FUSION”。様々な要素をお部屋の至る所に散りばめ、またアパレルショップの様にアイテムをディスプレイして”魅せる”ことができるオープンな空間をイメージしたそうです。

FUSION/nu

そして完成したお住まいは、無垢オークの市松張りフローリングが広がる1LDK+WICプラン。玄関からリビングに足を踏み入れると、左手に壁の上部が空いているWICがあらわれます。

ここは特にこだわり抜いたスペースで、”魅せる空間にしたい”という想いを叶えるために、扉は設けず壁の一部を切り取ったオープンなデザインになっています。

FUSION/nu

そして一際目を惹く天井に走るブラックの梁。実はこの梁、物件を決める時の一番の悩みでした。リビングも広くとれ、立地も完璧。しかし天井にある梁に少し圧迫感を感じたといいます。

FUSION/nu

そんなお二人にデザイナーが提案したのは”無くしたい梁をあえて目立たせる”ということ。“梁を目立たせる”という逆転の発想に最初は驚きましたが、ブラックで塗装した梁がお部屋のアクセントになり、空間にメリハリが生まれました。

「今ではこの梁もお気に入りポイントの1つです。夜には照明のあかりが梁に遮られ、白い壁にクロスの影が浮かび上がるんですよ。それがもうたまらなくかっこ良くて。」とご主人。

またこの天井に取付けた照明は、ライン照明と呼ばれているもの。本来は足下を照らしたりするもので、アパレルショップなどでもよく使われる照明です。それをあえて天井に取付けるところに、お二人のセンスの良さがうかがえます。

 

 

モダンと町家のMIXリノベーション

 

今回のオーナーは照明関係の会社に勤めるシングルの男性で、年齢的なタイミングあってそろそろかと感じ引越を決めたそうです。どうせ引っ越すならこの先ずっと暮らす家だから賃貸ではなく持ち家が良いと考えていたところに、 元々友人がリノベーションを経験していたこともあり、新築の決まりきった仕様ではなく、自由に空間をつくれるリノベーションを選択したそうです。
昔から、奥行きの感じられる京町屋の空間に憧れを持っていたので、リノベーションで理想の空間をつくるとしたら、町家の要素でもある、”格子””障子””畳”は必ず取り入れたいと考えていたそうです。また、1人暮らしを始めてから約10年間かけて集めたデザイナーズ家具を活かしたいということも要望のひとつでした。

デザイナーが提案したコンセプトは「町家FURNITURE」。伝統的な和の要素を取り入れながらも、そこに各国の名作家具が映えるようなモダンなデザインの空間でした。

町家FURNITURE/nu

出来上がったのは、和室を設けた1LDKでした。余計な扉を設けず、奥へ奥へと続く空間は、町家をイメージしたつくりに仕上がったようです。

町家FURNITURE/nu

玄関を開けると、すぐ左手にはモルタルのアトリエスペース。ここは、自転車や製図用の机、そして紙で組み立てられた名作家具のミニチュア模型。 さらに、思い出に残っている展示会やイベントのフライヤーやチケットまでが、ずらっと並びます。

町家FURNITURE/nu

造作したアッシュグリーンの棚には、使い込んだレトロな棚を置いて、その中に昭和時代のおもちゃなどをディスプレイ。

町家FURNITURE/nu

アトリエスペースの反対側に取付けた格子引き戸をカラカラと引くと、そこは洗面スペース。格子から微かに見える洗面化粧台の黄色×白で市松張りにしたタイルが、日本人の和の心をくすぐるデザインで心躍ります。

 

町家FURNITURE/nu

一番こだわったのは、格子の引き戸です。格子のピッチ(間隔)やディテールにこだわり、ついには洗面スペースの格子と寝室の格子は全く別のデザインにしたというこだわりよう。

その時デザイナーは、引き戸として使用する洗面の格子と、空間の間仕切りとして使う和室の格子を、それぞれ用途に合わせて提案。 和室の格子は、空間の真ん中に位置するため、全体の雰囲気と馴染むようスッキリとした印象に。また洗面スペースの方は、引き戸として使いやすくデザイン。

町家FURNITURE/nu

格子や畳と海外デザイナーの家具を合わせるというアイディアに大満足と言うコーナーでした。

町家FURNITURE/nu

収納よりも、好きな家具を楽しめるスペースとして 有効活用する方が、自分らしい空間になるのだという、型にはまらない自由な発想で自身がいちばん心地よい空間を創造し、そこで暮らしていくというライフスタイルが実現したわけです。

 

 

 

日本伝統の装いとモダンな生活様式が融合したリノベーション

 

リノベーションを選択される方に最も多い理由は、勤務地や実家に近い立地と購入コストが抑えられる、そして自由な空間を創造できること、そして費用の問題。確かに新築のマンションや一戸建ての場合、販売コストの問題などがあって、カスタマイズできるのはほんの一部分と言うケースが多いようです。

今回のオーナーは1950年代を中心に1940~1960年代にデザインされた家具やインテリア、つまりミッドセンチュリー系の家具が大好きなうえ、昔訪れた金沢の金沢の老舗旅館に衝撃を受けたそうです。

約四世紀に渡って愛され続け、伝統を守りながらもモダンな朱赤・藍色で構成された和モダンな空間が忘れられず、リノベーションで新しく創り上げる住まいのイメージとして、ずっと胸に残っていて、今回のリノベーションのプランニングに活かされました。

IKI/nu

玄関土間の朱赤や、小豆色のナラフローリング、お抹茶色の洗面の壁色など、配色についてはすんなりと決定してといいます。

IKI/nu

最もこだわった箇所は、紙障子の桟(さん)の大きさ。小さめにすると純和風になってしまい、絶妙なバランスが必要でした。2メートルの高さの障子を三分割し、あえて大きめのスクエアにしたことで、和モダンな空間を演出しています。

IKI/nu

井草が香る琉球畳のモダン居間。ダイニングにしっくりと馴染む、大きな十六角形のテーブル。ダイニングテーブルとワークデスクの椅子、居間のちゃぶ台も、この部屋のためだけに作った、世界に二つとない一点ものです。

IKI/nu

玄関に慎ましく並べられた二足の下駄、備長炭が飾られた花瓶、金箔で覆われた居間の掛け時計や、シルバーで統一された調理器具は洗練された美しいデザイン。

伝統の装いと慣れ親しんだモダンな生活様式のほどよい接点で、感性を大切にする日常は、凛とした空気が流れる粋な住まいから紡ぎ出されています。

Sponsored Link