DIYを楽しめるためのリノベーション

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リノベスタイル

Palette

ご主人は会社員、奥様は保育士のお仕事をしています。以前賃貸暮らしをしていたそうですが、マンションの更新を前に一度暮らし方を見直すことになりました。

このまま賃貸に住まうという方法もありましたが、何よりも以前からDIYにはまっていたご夫妻は壁に穴を開けたり、塗装ができない賃貸では何か物足りなさを感じていたそうです。

そこで「予算内でDIYを楽しめる家を手に入れる方法はないか?」と模索していた時、ハウスメーカーに勤め、仕事柄住宅知識が豊富だったご主人が中古マンションを買ってリノベーションするという方法を奥様に提案すると、奥様も興味をもたれてご夫妻はリノベーションをすることに決めました。

いよいよ物件探しということになりましたが、物件を探す時に譲れなかった条件は2つ。1つめは奥様の実家と職場から近い川口にあること。2つめは広々としたリビングでゆったりと時間を過ごしたいという思いから60〜80㎡の広さがある物件ということでした。

この条件をもとに何件か内見をしましが、内見時に「こんにちは」と挨拶してくれた住民の方の雰囲気が良かったこと、オーナーの方が物件についてとても親切に説明してくれたということから、「こんなにコミュニティがしっかりしているマンションはない!」と思い、最終的に築30年、63.18㎡の物件を購入することに決めたそうです。

木をたっぷり使った北欧のカフェのようなテイストを家にも取り入れたいことと、お二人がどうしてもはずせなかったのはブルーグレーのアクセントカラー。北欧を連想させるこの色はどうしてもゆずれない要素だったそうです。

そんなお二人にデザイナーが提案したコンセプトは「palette」。まっさらなパレットのような空間に素材、色、お気に入りのインテリアでアクセントをプラスしていく、そんなお部屋をイメージしました。

そして出来上がったのは、躯体現しの天井、LDの床には温かみのある無垢オークを張り込んだ、どこか優しさが感じられる1LDK+WIC。お二人がどうしても取り入れたかったブルーグレーは、LDと廊下を仕切るドアに塗装しました。

実はお部屋のデザインを決める時に一番悩んだのが、色の選定だったそう。コンセプトのように色を全体に散りばめたいという思いはありましたが、2人だけではなかなか色のバランスを考えるのが難しかったと言います。そこでデザイナーからも様々な色味や組み合わせを提案し、3人で丁寧に時間をかけて色を選びました。

素材、お気に入りのインテリア、そしてこだわり抜いた色がシンプルなパレットの中でより一層際立って見えます。

リノベーション後初めて家に足を踏み入れたお二人。「キッチンの仕上がりに感動したことをとてもよく覚えています。サンプルで見ていたガラスモザイクのタイルも腰壁一面に貼ると、より一層美しく見えました。」とご主人。

そんなお二人に「今一番幸せを感じる瞬間は?」と質問すると「2人で作った料理を一緒に食べてる時かな。普通なのかもしれないけど、そんな何でもない時間こそ幸せだな、大切にしたいなって感じるんです。」そう話しながらダイニングテーブルで向かい合って座るお二人はとても幸せそう。もうすぐ生まれるお子様と三人でこのダイニングを囲みながら、この”パレット”を好きな物で飾り付け、そしてたくさんの思い出で塗り重ねていくことでしょう。