まず一つ目は、経済市場の動向変化の心理的要因による価格の変動です。
リーマンショックによって深刻な経済状況にあえいでいた時期を変えたのは2013年でした。
2012年に第二次安倍内閣が発足して、アベノミクス政策を打ち出し、2013年に日本銀行総裁となった黒田東彦氏により、異次元金融緩和が発動され、まさにその年に2回目の東京オリンピック開催が決定するなど、市場ムードがイケイケ状態になり、まして今までのウップン晴らしも手伝って、不動産業界では異状な局地バブルが起こりました。
東京都心とその周辺でマンション価格の高騰が始まり、多くの人はそれは自然の値上がりだと考え違いを起こし、あえて受け入れてしまったのです。