今回のリノベーションはコンサルティング会社に勤務のご主人と、ご自宅でWeb関係のお仕事をする奥様、そして3歳のご長男の3人家族で、ご長男の誕生を機に決断されたケースです。
以前の住まいは賃貸マンションの縦に長いつくりのメゾネットタイプで、水廻りの位置がバラバラで動線が悪く、いつも家事の捗りににくさを感じていたという奥様。そんなことから、次に住む家は平屋のように横に開けた家が良いと考えていたそうです。
新築のデザインは、どれも万人受けするようなデザインで、 ヴィンテージ好きな二人の趣味ではありません。そろそろ自分達だけの家探しに限界を感じた頃、旧友から中古のマンションをリノベーションすることになり、空間を一から自由に作れると聞いて、いよいよリノベーションを決意しました。
条件は、以前の家より広い80㎡以上で、ご主人の職場に通いやすいエリアでだということ。間取りも部屋数を少なめにすることと、あとはとにかくリビングを広くしたかったということです。
広いリビングをつくり、そして何よりもヴィンテージの風合いが感じられる家にしたいという考えだったご夫妻にデザイナーが提案したコンセプトは「AGING」。
街も空間もインテリアに関しても、年季の入ったものが好きなお二人にとって、希望通りで嬉しかったそう。 そして当初からの希望の延長線上にある、リビングを一番広くとったプランがやはり気に入ったそうです。
多い時には、一度に20人もの来客があり、ご主人の手料理でもてなすというパーティー好きなご一家。リノベ後は、好きな料理をつくって、好きなお酒を飲むことがHAPPYを感じる瞬間ですと嬉しそうに語られました。
これからも、成長するお子様や、変化していく空間の素材を含め、生活そのものが熟す楽しみが続いていくのだろうと感じられるお住まいに仕上がりました。
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