断熱のポイントは「窓」にあった!!

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2020年は「巣ごもり」の言葉で締めくくられるように、インドア生活の一年ですね。

新コロナウィルスの影響で、リモートワークが半ば必然となり、やがて浸透し自宅で過ごす時間が増えるにつれて、普段オフィスで快適な冷暖房状態に慣れてしまった方には、改めてお住まいの断熱環境に関心を持たれたと思います。

アンケートに基づくお住まいの断熱に関する意識について、まとめました。

*出典:リノベる調べ

住まいの断熱および窓に対する意識や対策状況について調査

①断熱への関心はありますか。

ある・・・61.6%
ない・・・18.7%
どちらでもない・・・19.6%

断熱というと、冬のイメージが強いですが、夏の暑さに対する断熱もあります。昨今の異常気象で夏の暑さが際立ってきている感じがします。また、今年の冬は厳しい寒さが予想される中、断熱に関心が高まっているようで、60%以上の方が断熱を意識しているようです。

出典:リノベる調べ

②断熱に影響がある家のパーツは?

「壁」・・・41.8%
「窓」・・・33.8%
「床」・・・9.0%

一般的な意識としては外気に触れている表面積が広い「壁」が、断熱に一番影響すると考えがちですが、実際のシミュレーションでは、「冬に壁が流出させる熱の量は 19%、床は 9%という数値になっていて大きく断熱に関与しているとは考えられません。

それに引き換え「窓」が最も熱を流出しているパーツで、33.8%という結果になっています。意外な感じがしますが、「壁」が一位になった原因の一つでは、建築現場で壁の断熱材を施工している場面を見る機会が多いことと、TVなどの映像がイメージに残っているからかもしれませんね。

窓は壁面に比べると 1/5~1/2 に断熱性能が落ちるというデータもあります。

 

出典:リノベる調べ

③”冬”に住まいから逃げるすべての熱の量に対して、窓から逃げる熱の量は?

1位・・・3割(18.4%)
2位・・・5割(16.5%)
3位・・・わからない(16.4%)

この問いに対する意識と実際とはギャップがあり、「冬」の室内の熱の 52% が「窓」から流出しているというデータがあります。

なんと、逆に「夏」になると74%の熱量が流入しているんです。

一般の認知では 42% の方が実際に逃げる熱の量よりも少ないと予想し、「わからない」と答えた方が16.4%いたことをあわせて考えると、「窓」から熱が流出したり流入したりするイメージが掴みにくいということがわかりました。

 

出典:リノベる調べ


④「窓」の断熱対策の実施状況

実施した・・・45.4%
実施していない・・・54.6%

前提として、「断熱」に興味があるという人に質問した結果です。興味があるけど「実施していない」という人が半数以下でした。

それぞれの理由は下記のとおりです。

「実施しない理由」

1位・・・「方法がわからなかった」(31.9%)
2位・・・「費用対効果がわるかったから」 (21.6%)
3位・・・「効果がわからなかった」(19.5%)

「実施した理由」

1位・・・「効果が明確だったから」(56.5%)
2位・・・「値段が妥当だったから」(32.5%)
3位・・・「工事手配や設置が簡単だったから」(5.8%)

アンケート調査の結果を見ると、「断熱」に興味はあるけど。対策を実施した人の割合がいまいち高くないのは、「断熱」と「窓」との因果関係がよく理解できていなかったことと、実際の対策の方法がわからなかったなど、窓のリフォームに関する認知度が低いということがわかります。

 

出典:リノベる調べ

 

出典:リノベる調べ

しかし「窓」や「断熱」についてよく理解することは意外と重要で

  • 冬、結露が防げることでカビやダニを防ぎ、アレルギーや風邪などの病気を引き起こしにくい環境を作ることができる。
  • 家庭で消費するエネルギーの30%を占める冷暖房の使用量を抑えることにもつながる。
  • 消費者庁は、特に高齢者において冬場の家や居住施設の浴槽における事故の死亡者が多く、温度差におけるヒートショックに対して注意喚起している。
  • 防犯的には戸建住宅の泥棒被害はその 70%が窓硝子を破っての侵入である。
    などの注意すべきことが多いようです。

参考:PR Times

窓の断熱リフォームについて

実際どのような「窓断熱」の方法があるのでしょうか。

  • 内窓
    既存の窓の内側に、新たに窓を設置する方法で、施工が簡単に済むというメリットがあり、断熱効果はもちろん、防音や防犯対策にも適しています。
    特に内窓の設置は、管理規約があるマンションでも許可が下りやすいので、非常におすすめです。

    窓自体の交換となると「共用部」扱いになってしまうためリフォームできないパターンがほとんどですが、内窓の増設は「内装」扱いとなるケースが多くあります。

    費用も商品代+施工費込みで約8~15万円とリーズナブルな価格で、腰高窓などのように小さい窓であれば、4~6万円でリフォームできるので、非常にお手軽です。

  • サッシの交換
    日本で最も普及しているアルミサッシですが、熱伝導率が高いため、断熱にはあまり向いてないことが最近認識され、樹脂製のサッシの交換するケースが増えています。
    熱を伝えにくい素材である樹脂を採用したサッシは、気密性が良いため、高い断熱効果・防音効果が大いに期待されます。

    樹脂製の内窓でリフォームするのも良いですし、既存のサッシごと樹脂製のものに交換しても十分な断熱効果が得られます。

    樹脂製の内窓を後付けする際には、4~15万円程度、サッシごと交換する場合の予算は、5~60万円位です。

     

  • 窓ガラスの交換
    たいていの窓には、「単板ガラス(フロート板ガラス)」と呼ばれる一枚板のガラスが使われています。
    それを「ペアガラス」と呼ばれる、2枚1組になった複層型のガラスに交換するといった方法です。

    複数枚のガラスの間に「中空層」という細い隙間があり、外からの冷気はこの中空層に閉じ込められるため、断熱効果が高まる仕組みになっているのです。

    既存の窓ガラスを、ペアガラス・Low-E複層ガラス(エコガラス)に交換する費用は、おおよそ5~15万円です。

    ただし、サッシ周りに隙間がある場合は、そこから隙間風が入ってきてしまうため単板ガラスを複層ガラスに交換するだけでは、断熱効果は期待しにくい傾向があるため注意が必要です。

    できれば内窓設置やサッシ交換で気密性を高めるリフォームとあわせて、ペアガラスの導入を実施すると良いようです。

     

  • 窓自体を交換(カバー工法)
    窓ガラス・サッシ・外枠もまとめて交換したい場合には、樹脂サッシや断熱ガラスを採用してリフォームすると効率的です。
    窓全体を交換するリフォーム費用は10~50万円位で、窓のサイズが大きいほど高額になりやすいです。

    また最近普及してきた既存の窓枠に上に新たに窓枠を被せる「カバー工法」があります。今までの感覚で窓を断熱することができますが、既存枠に新に被せるため窓がコンパクト(狭くなる)になって、圧迫感があるなどの欠点があります。

    参考:リッショップナビ

これからしばらく家族で家にいる時間が長くなることが予想される今だから、「窓」について考えてみませんか。

窓のリフォームに関する相談・お見積もりや、窓のリフォーム費用について、「窓の断熱リフォームに関する補助金制度」が各種ありますので、一緒にご相談されてはいかがでしょうか。↓



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