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海外生活が長かった人のマンションリノベーション

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施工例

もっと自分にぴったりの空間で暮らすためのリノベーション

今回のオーナーは都内の金融機関にお勤めの方。仕事柄海外の事業に関わる事も多く、以前は香港の賃貸マンションに住まわれていたそうです。

しかしマンションに高い賃料を払い続けることに対して疑問を感じながらその後仕事の都合で日本に住む事になった時、もっと自分にぴったりの空間で暮らしたい!そう考えたオーナーは賃貸ではなく中古のマンションを購入してリノベーションをすることを決めたそうです。

海外生活が長かったので海外では既に主流であるリノベーションに対してまったく抵抗感はなかったとのことでした。

物件探しをスタートしましたがどうしても譲れなかった条件は2つありました。1つめはこれまで暮らしていた大好きな下北沢まで徒歩で行けること、2つめは既存の壁を取り壊し開放的な1ROOMに出来る物件であることでした。

最終的にオーナーは築44年、40㎡の三軒茶屋にある物件を購入。下北沢まで徒歩12分の距離にあり、間取りを自由に変更出来るつくりであることが決め手だったそうです。

要望はお酒と料理が楽しめる“60年代のアメリカンBAR”のようなテイストにしたいということでした。スッキリとした空間に、ごちゃごちゃ飾り付けるのがお好きなんだとか。それと大のお料理好きなオーナーが1番こだわりたかったのはキッチン。料理も洗いものもしやすく、かつ訪れたみんなが自然と集まってくるようなオープンなキッチンにしたかったそうです。

そんなオーナーにデザイナーが提案したコンセプトは“CRAFT”。新しいけど、長年使っていたような、手なじみの良い素材やアイテムを空間につめこんだ家というコンセプトです。

リノベーションをして以前よりもたくさんの友達を自宅に呼ぶようになったそうです。得意の料理を振る舞って時には朝までお酒を飲むのだとか。1人で居るときはオールドファッションのウィスキーをいれて、お気に入りのソファに座り、静かに本を読むのも至福の一時だとか。

ツヤありのフローリングを市松模様に張った空間。そこにあるのは手に馴染む造作のキッチンや、使い込まれたレコードデッキ…手で触れた感触が心地良い、そんなアイテムをたくさん詰め込んだCRAFTなお部屋から今夜も夜遅くまで楽しそうな声が聞こえてくるようでした。