家賃を払い続けるなら早めにリノベーション

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リノベスタイル

isuのie

今回のお二人はプロダクトコンサルタントのご主人と、プロダクトデザイナーの奥様です。以前の住まいもそこそこの家賃だったし、将来家族が増えることを想像した時にそこに住み続けるよりは早く家を買ってローンを払う方が良いのではと決心されたということです。

早速物件探しに、一番こだわったポイントは戸建であるということ。二人とも実家が戸建ということもあって、戸建に暮らすという方がイメージがつきやすかったそう。またマンションは購入しても、自分で中も外も全て変えるということは難しいという点も気になっていたそうです。

戸建なら自分たちで修理のタイミングなどのさじ加減が調整出来るということが二人にとって一番重要なポイントでした。

他の条件は、周辺環境が静かで落ち着いていて、ゆったりと暮らすために100平米以上の広さが欲しいということ。

最終的に決定した物件は、ラスも広いし、何よりも元々の物件が変わっていました。壁がほとんどなくて、最初からスケルトン状態のような感じ。これならより自由に計画出来るんじゃないか!と思ったそうです。2階建て、116㎡のこちらがお二人の新居となりました。

間取りに関しては元々が壁の少ない構造だったこともあり、それを活かしたプランにしようと考えたそう。「1Fはワンフロアで広々と。悩んだのは2Fですね。元々2Fもワンフロアだったのでむやみに区切ると勿体無いなと思ったんです。でも実用性を考えると有る程度区切った方が使い勝手が良いかもしれないし…」とかなりごだわったイメージをお持ちの奥様。

また家に置くものには人一倍気を配られているご夫妻。空間に飾るように置かれるインテリアや小物はどれもこだわりの一品。特に椅子には強いこだわりがありました。

デザイナーから提案したコンセプトは「isuのie」。ほとんど壁を設けない開放的な空間に、心地よい余白を取りながら置かれる椅子や小物。「椅子」ではなく「isu」とすることで、どんなものが置かれるのかイメージに奥行きが与えられます。

2Fに繋がる吹き抜け部分も、奥様の好きな木と黒い鉄を合わせたデザインですっきりとまとまっています。妥協せず時間をかけたからこそ、細部まで自分たちのこだわりを詰め込んだイエが完成しました。

「通勤時間が長くなったので朝は早起きになりました。そのため必然的に夜も早く寝るようになったので、とにかく生活が規則正しくなりましたね。」と振り返る奥様。

「朝起きると、家中のロールスクリーンや雨戸を開けて回るんです。細かいことですが、そういうことでちゃんと生活しているなーという実感が湧くようになりました。」とにっこり。

全て自分たちでつくった自分たちの家だから何でも大事に使おうと思うようになったと語るお二人は本当に幸せそう。

「周辺環境にこだわったこともあって、朝、ウッドデッキに座ってぼーっとしていると、鳥のさえずりが聞こえたり近所の猫も一緒に日向ぼっこをしていたりと、心身ともに気持ちが良い。この日差しが入ってくる感じは、戸建ならではなんじゃないのかなと思っています。」とご主人。お二人のお話の中で特に印象的だったのは、「普通」を楽しむということ。そんな仲良しのお二人が、今後も家のあらゆる場所を少しずつ居心地良く変化させていくのだと思います。