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2人で作り上げる住まいのリノベーション

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施工例

Ample

2人で作り上げる住まい

ご主人は広告などのビジュアルを加工するお仕事で、奥様は設計事務所で店舗の設計を手がけるクリエーティブなご夫婦が、「2人で面白いものを作りたい」っていう気持ちがリノベーションに行き着いたそうです。

直接のきっかけはお子様の誕生で、家族3人が暮らす唯一無二の空間を作るため、中古マンションを購入しリノベーションをすることを決断したそうです。

2人が新しい住まいに求めたのは、広さと明るさ。その理由はお2人のルーツにありました。北海道出身の奥様と、新潟出身のご主人。2人が生まれ育った家は東京のマンションに比べてずっと大きく広々としたつくりでした。

だからこそ、十分な広さがあって開放感を感じられる物件であることは、ご夫妻が心からくつろげる家づくりのために奥様が絶対に譲れない条件でした。

同じ時間を過ごす場所

「私たち、なんでもグレーが好きなんです。」と言う奥様の言葉通り壁の色は全てグレーで仕上げられているお住まいは、リビングの窓から奥の玄関まで届くほどのたっぷりの日光に照らされ、優しく穏やかで、少しアンニュイな独特の空気を演出します。

世界で一つの玄関

ご夫婦の設計テーマに独特の世界観が垣間見れたのが、玄関です。家族や訪れたお客さんがちょっと腰掛けてリラックスできるモールテックスのベンチに、インナーガーデンの要素を組み合わせた、これまでにない玄関の形が仕上がってきました。

この玄関にはもう1つ特筆すべきところがあります。それは正方形のベンチの一部を囲うようにして建てられたモクの壁。この壁は、奥様がどうしても取り入れたかったという安多化粧合板というメーカーが扱うナラの合板。そんな素材をどうしても取り入れたかった理由は、奥様とこのナラが同じ故郷の出身であったから。ご自身の出身地である北海道旭川の大雪山で採れたナラを使ったこの合板を、部屋のシンボルとして一番目立つ場所に使用したのでした。

広々、豊かな家族時間

部屋に足を踏み入れた時、一番最初に目に入る場所をとびきり素敵にするという発想は、店舗の設計を手がける奥様だからこそのものだったのかもしれません。

3人の生活に無駄なものは削ぎ落とし、豊かな光と風が全体を満たすお住まい。世界でたった1つの空間に、今日も家族3人の時間がゆったりと流れているようです。