憧れのランドリールームを検証します。

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ランドリースペース

憧れのランドリールーム

奥様がリノベーションの際にあこがれる場所の一つに「ランドリールーム」があります。

そもそもランドリールームは、「洗濯する・干す・取り込む・アイロンがけをする・片づける」という洗濯に関する作業をすべて完結させられる部屋のことで、マンションの限られたスペースになかでランドリールームが実現出来たら夢のようですよねえ。

明るいうちに洗濯物を取り込めない共働き世帯や、ご家族に花粉症の方がいるご家庭や、梅雨時、秋の長雨の時などに限らず突然の悪天候が頻繁に発生する昨今、「大事な日の前の日がたまたま雨で洗濯物が干せない。」なんて苦い思いをした人も多いんじゃないでしょうか。

そこで便利なのが室内の部屋干しスペースですよね。

室内干しの難敵「生乾き臭」も、最近は洗剤の「生乾き臭対応」が充実してきたので、換気さえ気を付ければ気にならない時代になってきました。

「リノベーションを成功させるための秘訣は【動線】にあり」の記事内でも触れましたが、最近は部屋干しすることを前提に、洗濯機から干す、たたむ、しまうまでの動線を考えたリノベーションに人気が高まっています。

その理由の一つに、洗濯をする時の無駄な動きをまとめて一か所で解決できるということにあるようです。

アンケートによると一日の家事(料理・掃除・洗濯)にかける時間は、平均4.4時間、その配分は、料理が2.2時間、掃除が1時間、洗濯は1.2時間というアンケート結果があります。

そのなかで短縮できる可能性が一番高いのが洗濯にかかる一連の動作で、その面でもランドリールームは大事な存在になりますね。

ランドリールームは、しっかりと計画しないと、かえって使い勝手が悪くなってしまいます。 使いやすく快適なランドリールームのポイントをご紹介しますので参考にしてください。

今の広さを目安にランドリールームを考える

今の洗濯スペースがどれくらいの場所を取っているのかを知るとランドリールームの広さの目安になります。

基本的に今のスペースで窮屈と考えているなら、多少ひろめにして、無駄な部分が活かされていなければ多少コンパクトにする決断が必要ですね。

要は、今の洗濯に使用している場所の面積と、人が通るスペース【動線】を確保した面積および家族構成による洗濯量もランドリールームに必要なスペースの目安なりますね。

物干しスペースと通路が重ならないこともポイントです。

ランドリールーム兼洗面室にする

洗濯をするには当然、水廻りの設備が欠かせません。特にマンションのリノベーションなどでランドリールームを新たに独立した空間を設けることは難しいケースが多いので、今ある洗面室を広くするようなリフォームを行い、ランドリールームと兼用にすることがおススメです。

居住スペースの間取りはほぼそのままに、効率の良い家事導線へ変更することが可能です。

また、洗面室と浴槽脱衣スペースとランドリールームをまとめられると、非常に効率がいい動線となるので、出来るならまとめてワンスペースになるように設計できればベストですね。

まとめ 《ランドリールームはこうであってほしい12のポイント》

まずは家事動線を考える

「洗濯物を洗う・干す・アイロンをかける・折りたたむ・収納する」の洗濯家事をワンルームで出来たら、キッチンで料理をしたり皿洗いをしている合間に掛け持ちするのに便利ですね。

そういう動線を組み立てることから考えましょう。

浴室(脱衣場に隣接する

浴室近くにランドリールームを設置すると、着替えた洋服をそのままランドリールームに置いておけますから、ランドリールームの使い勝手が良くなります。

ベランダに隣接させる

天気のいい日はやっぱり天日干しをしたいですよね。

ベランダに隣接していれば洗濯が終わったらそのままベランダに出て洗濯物を干すことが出来て非常に効率的ですよね。

ウォークインクローゼットに隣接させる

ランドリールームで洗って干して、アイロンをかけた洋服を隣のウォークインクローゼットにしまうことができて、これまた便利で効率的です。

逆にウォークインクローゼットで着替えてランドリールームに持っていく場合にも便利ですよね。

キッチンに隣接させる

ランドリールームをキッチンに隣接させると、キッチンで洗いものをしながら洗濯したりアイロンしたりと、同時進行できるのが最大のメリットですね。

広さは作業内容によって決める

ランドリールームでどの程度まで作業をするかで、おのずとどのくらいの広さを確保すれば良いのかは予想できます。

ランドリールームで洗う・干す・アイロンをかけるといった作業を全て行うのであれば、広めの面積が要りますよね。その際は人の動きを考慮しましょう。

アイロン作業もするなら作業台の設置も考える

ランドリールーム内でアイロンを使うのであれば、作業台の設置も考えた広さ・配置にしましょう。

換気設備や窓をちゃんと設置する

ランドリールームの大敵は湿気です。湿気は結露の発生やひいてはカビが生えやすい環境になってしまいます。

そのため、換気ができることが重要。

専用の換気設備(洗濯機代用可)や換気窓を設置して、アイロンをかける過程で湿気がこもらないように設計にしたいですね。

清潔感を感じられる「温白色」や「昼白色」の照明がおススメ

お金をかけずに明るいランドリールーム作りを楽しみたいなら、「温白色」や「昼白色」の照明にすることで清潔感が出ますし解放感と明るい雰囲気を演出しますのでおススメです。

防水性のある床材を選ぶ

ランドリールームは水気が多いところなので、床材に防水性があるものは必須条件になります。

水漏れして下層階に迷惑をかけないためにも防水には気を配り、腐食しないような床材を選ぶのがいいでしょう。

コンセントの位置と数

洗濯機器によってコンセントの位置はどこに要るのか、コンセントの数はいくつ要るのかを事前に想定しておくために、機器の種類と台数を把握しておくことも大事です。

暑さ対策に必要なエアコンも検討する

ランドリールームは熱がこもりやすいため、夏場の暑さ対策として、またドライ機能で乾燥の助けにもなりますのでエアコンも検討してみましょう。

以上12ポイントのすべてを実現できれば理想ですが、とにかく「家事動線」を意識して洗濯にかかわる一連の行動をまとめ、それをたたき台にしてレイアウトすることが重要なポイントですね。