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「すごもり」をホームバーで快適に過ごす

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リノベスタイル

新型コロナ対策の救世主として、いよいよ日本でもワクチン接種が始まりましたね。でも世界的な争奪戦でなかなか接種が進まないのが現状です。(2021年3月現在)

一年以上もステイホーム状態で、いまや家にいる時間をいかに有意義に過ごすかという生活に慣れ始め、習慣化さえしてきていますね。

好きな「外飲み」をじっと我慢されている方も多いと思いますが、そんな方々のために「リノベーション(リフォーム)でホームバー」を検証いたします。参考にしていただけるとうれしいです。

ホームバーがあると巣ごもり生活はどう変わる?

①感染も、時間も気にしないでゆっくり自由に飲める

緊急事態宣言化、一番大変なのが飲食業の皆さんです。とにかく感染の巣みたいに思われ、客足もパッタリ途絶えて本当にご苦労を重ねていらっしゃいます。
コロナ感染危機がなくなって、早く前のように自由に飲食できるように願うのみですが、飲みに行けない人のほうも。フラストレーションがかなりたまっていますよね。

コロナをきっかけに、家にいる時間が長くなる生活スタイルが当たり前になってくると、必然的に「家飲み」が増える傾向にあるんじゃないでしょうか。
家飲みばかりで気分転換に「久ぶりだけど、今日は外に飲みに行こうか」なんて会話が新たな生活のリズムになる日がくるかもしれませんね。

②宅配インフラがもっと広まり、家飲みも充実する

今は緊急事態なので、飲食の宅配需要が異常ですが、これだけ宅配業者が参画し宅配インフラがもっと定着し日常化すれば、「好きな食べ物を家でゆっくり食べる」というのも定着していくんじゃないでしょうか。

また、食材を取り寄せて、家族や親しい友達と料理を作りながら、こだわりの料理とお酒を楽しむというコミュニケーションの時間が増えるスポットにしたいですね。

③育児の合間にゆっくり安らぐ時間が持てる

「ジェンダー」という言葉が、これほど身近で話題になったことは余りありませんよね。
しかし「ジェンダーフリー」が積極的に取り上げられていながら、育児に関してはいまだに「ジェンダー」と感じるのは私だけではないはずです。

そんな気持ちを抱えながら、頑張っている女性のためにも、ゆっくりくつろげる空間と時間が家の中にあると、少しは救われるような気がします。

小さなお子様を持つ子育て中の女性が唯一ホッとできる時間が「21時から23時」というデータがあります。ほんの一時、奥様が「ポワ~ッ」とする場所がホームバーであってほしいですね。

④ON,OFFのための重要な空間になりえる

「ホームワーカー」にとって毎日の仕事で難しいのは、ONとOFFとの切り替えです。会社に出勤して仕事をするときは、通勤とか、始業前や昼休みなどのちょっとした時間で同僚との何気ない会話、帰宅時のちょっと寄り道など、なんとなくONとOFFが切り替わっているのですが、自宅で朝から寝るまで完結しようとすれば、なかなかON,OFFの切り替えが難しくなり、それがストレスとなって仕事も家庭内もギスギスしたものになりかねません。

自宅で仕事をしているときは、やはり会社にいる時と同じような意識でやらないとうまくいかないし、合間に家族と上手くコミュニケーションをとるなんてことは容易にできないでしょう。

だったら、会社に行っていた時みたいに時間を決めて、18時になったら仕事を終えて、ちょっとホームバーで気分転換なんてメリハリをつけるのも、いいパターンかもしれません。

いつも通りいつもの店によって軽く飲食して帰宅するという行動を、ホームバーに切り替えるというのもいいんじゃないでしょうか。

⑤趣味を見つけ、親睦もはかれる場所になる

20歳から60歳以上の男性を対象に行った「男性の料理」に関する調査によると第一位は「料理が好き・楽しいから」ですが、6位には「家族や恋人に喜んでもらいたいから」という回答がありました。

男性は誰かに喜んでもらったり、褒められたりしたことで、始めるきっかけにすることがあるんです。
いきなり本格的な料理を作るのはなかなか難しいから、ホームバーで簡単な料理を作ってみるというのも趣味のきっかけになるかもしれません。

そして親しい友人や親せきなどを招いて、お酒を飲みながら作った料理を出して、それが褒められたら、一気に料理が好きになり趣味になるケースもあります。

自宅ホームバーにはいろいろなパターンがあります。

カウンターキッチンタイプ

対面キッチンをそのままホームバー仕様にする方法なら冷蔵庫・洗い場(シンク)・コンロなどが揃っており、カウンター越しに飲み物やおつまみの提供がしやすく、使った食器もすぐに下げられ便利です。転用しやすいタイプと言えますね。

またカウンターテーブルは、バーとしてだけではなく、朝食をとったりおうちカフェを楽しんだりする場所としても便利です。

ラウンジタイプ

リビングに深く座れるソファに、低めのリビングテーブルやサイドテーブルを配置して、くつろぎの空間タイプです。飲みものやおつまみはキッチンで用意して、トレーやワゴンで運んでくるかたちになります。

ミニバータイプ

居室や書斎などの一角に設けるタイプです。ボトルを並べる棚や小型の冷蔵庫を設置するだけで、そこはミニバーに早変わり。もっと簡易なものであれば、ワゴンを用意してお酒やグラスを並べておくだけでもリラックスした雰囲気が楽しめます。

本当に簡易的なバーですから、器用な人はDIYで作れるでしょうね。

ゲストと一緒に楽しむホームバー

ダイニングとカウンターを近接して、ライブ感のあるホームバー。
食事とアルコールをトータルで提供しつつ、ゲストと一緒に楽しみたい人におすすめのスタイル。

ゲストと一緒に楽しむホームバー(リビタ)


一坪ホームバー

例えばたった2脚のスツールだけの、本当にアットホームなホームバーです。シンプルで清潔なカウンターを挟んだバーはホッと安らぎを与える空間です。規模だけがホームバーの魅力ではなさそうです。

一坪ホームバー(ブルースタジオ)

ホームバーを演出するインテリアのコツ

対面キッチンをカウンターにする

新たにホームバーをリフォームしなくても、最近よくみられるシステムキッチンの主流になっている対面キッチンなら、その前にテーブルを設置するだけでホームバー仕様にできます。

カウンターテーブルが付属しているタイプだったら、バースツールを何脚か並べるだけで、一気にバーらしい雰囲気になりますね。

バー感を演出する照明を選ぶ

バーと言ったら明るさを抑えて照明を思い浮かべる人が多いでしょう。TVドラマにしても映画にしても、バーだったらこんな照明っていつの間にか刷り込まれているんですね。
それには非日常感の雰囲気を出すという演出も多分に含まれているからです。

「家庭の一角にある非日常の空間」という演出をすれば、ホームバーは何かワクワクする場所でもあり、落ち着く空間になり気分転換にはもってこいの場所になりますよね。。

つまりバーの落ち着いた雰囲気を演出するためには、照明器具の明るさを抑えることですね。
ダウンライトやスポットライトタイプの照明は、真下ではなく壁を照らすように調整するしたり、小型のペンダントライトを複数並べて吊り下げるのもおしゃれです。また、調光機能を搭載した照明器具を選ぶと、使用目的に応じて明るさや色味を調整することができます。

画像引用:https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=49

バーのある空間は落ち着いた色合いにしてみる

バーの雰囲気を演出するには照明の他、落ち着いた色合いにコーディネートするという方法もあります。
基本的にはダークトーンやウッド基調といった落ち着いた色合いでまとめるのがおすすめです。

「シックでモダンなバー」「ヨーロッパ風のヴィンテージなバー」「ラフでカジュアルなバー」といったお気に入りのバーのテーマを決めて考えます。

また西海岸風のカルフォルニアにありそうな原色系の明るい感じでコーディネートするのもポップでたのしいですね。

素材にこだわってみる

タイルやウッドパネル、レンガなど凸凹のある建材は、ほかの生活空間とは違った雰囲気を醸し出す演出として使ってもいいですね。

落ち着いた照明で、表情豊かな陰影が生まれ素材の上質感を強調してくれます。

見せる演出をしてみる

おしゃれなカウンターバーなどでは、カウンターの正面にいろいろなお酒や、グラスなどを陳列して、いかのもバーに来たなって演出がありますよね。
まあ、本物のバーは演出の他に、実用的だからっという理由もあるでしょうが、ご自宅のプライベートバーなら、せめてその雰囲気が出せれば、なんかワクワクしますよね。

オープン棚を設置してリキュール瓶やグラス類を並べ、LED照明を仕込んでライトアップしたり、カウンターの上部にハンギングシェルフやグラスハンガーを設けたりすると、バーらしい雰囲気がぐっとアップします。

そんな遊び心を楽しみたい空間であって欲しいものです。

キッチンをホームバーにする費用相場

既存のキッチンをホームバーにリフォームする場合の概算費用です。

既存の壁付けキッチンを対面タイプにリフォームする場合

グレードや設備によってかなり幅がありますが、目安は、80〜200万円ほどになります。

既存の壁付キッチンをそのまま使用し、向かい側にカウンターを設ける場合

既成の家具を据え置きするだけであれば5万円〜
既存の対面キッチンにカウンターテーブルを造作する場合の費用は材料費・工事費合わせて10万円〜が目安です。

ワインセラーを導入した場合

ワイン好きの奥様とちょっと優雅なひと時を過ごしたいとなれば、多少無理してワインセラーを設置するというのもいいですね。
ワインセラーのタイプを大まかに分けると、据え置きタイプとビルトインタイプの2種類。据え置きタイプは工事不要なので、電源さえ確保できればお好みの場所に設置でき、小型(ワイン8本程度収納)の製品であれば1万円ほどで導入することも可能です。
高級メーカーの大型ワインセラーの場合には、設置費用を含めて100万円を超える製品もあります。

上記の費用は、各リフォームを単独で行った場合の目安です。実現したいホームバーのタイプと規模で費用も随分変わりますので、専門の会社にご相談ください。

参考:グローバルベイス「自宅ホームバーのすすめ。カウンター越しに語らう時間」

ホームバーの実例集はコチラを参照ください↓
参考:SUVACO「ホームバーのある暮らしで、いつでも気兼ねなく自宅でしっぽり」

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ホーム・バーの施工例です。

スポーツバーのようなホームバー


多くのゲストと楽しい時間を過すホームバー(SUVACO)

天然木でシック、迫力のカウンター(SUVACO)


団地がオシャレなバーに変身!(リノベ不動産|Beat HOUSE)


こだわりバーカウンターのオフィスラウンジ(NextColors Inc.)


珪藻土と木のぬくもりに包まれた、バーカウンターのあるリビング(スタイル工房)


ワインセラーのあるホームバー


落ち着いたカフェのようなホームバー(CRAFT)


リビングと直結したホームバー(リノまま)

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